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  • 2006.07.18
  • I'm sorry,mama



    桐野 夏生

    I’m sorry,mama.



    ずっとこの美しいピンク色の表紙が気になっていたのです。やっと入手。

    出版社 / 著者からの内容紹介

    人はどこまで邪悪になれるのか。
    児童福祉施設の保育士だった美佐江が、自宅アパートで25歳年下の夫と共に焼死した。事件の背景に盗み、殺人、逃亡を繰り返す女、アイ子の姿が見える時、更なる事件が引き起こされる。



    内容(「BOOK」データベースより)

    私は、女の顔をした悪魔を一人知っているのです。その女のしたことを考えるだけで、ぞっとします。彼女の本当の名前が何というのか、今現在、何という名前を名乗っているのかは知りませんけど、もちろん彼女はまだ生存していて、人を騙し続けています。そして、へいぜんと人を殺し続けています。
    かつて女であった怪物たちへ、そして、これから怪物になる女たちへ捧ぐ、衝撃の問題作。

    Amazon.co.jp


    一言で書くと『なんて逞しいんだろう』。コレです。
    一人の女性がどこまで邪悪になれるのか、って内容紹介にもありますが、「邪悪な女」よりも「人間として成熟できなかったこども」という感のが強いです。この女性、もうひたすら自分本位。不幸な境遇に生まれ、生き抜くために培った知恵とはいえ驚くほどの無頼ぶり。
    「自分がこどものときはこんな辛い目にあったんだ。だからあんたも辛い目にあえばいい」と3歳児にまで嫉妬(八つ当たり?)する始末。おいおい。
    邪悪さよりも、このような人間を創りあげた境遇に打ちのめされました。
    今、私が多くの人と関わりを持ち、生きることができているのはやはり保護者が多くの環境を整えて、愛情を注いでくれたからだと思うから。すべての人がそうだとは限らないですが、きっと人格を形成する上で大切な事だと思うのです。
    そして、誰かを大切に思う心。こういったものも人との関わりの中で育まれていくものですよね?
    主人公となる女性は40歳台ですが、彼女の視点から進むストーリーは凶悪さ・狡猾さを滲ませながらもどこか悲しい。心からの人との関わりを持たないから。そして主人公をとり囲む女性たちの恐ろしくも逞しい生き様。
    読後感はかなりよくないです。ただあまりの逞しさにやられます。
    ラスト-は、ちょっとあっさりしすぎているような・・・?
    私は人間性は資質よりも境遇に左右されるのではないかと思うので。(3:7くらい?)肯けなかった・・。
    いつか人の親になることになったら(なれるといいが・・)全身全霊をかけて子供を守り、愛情をそそぎ、導くことができるように自らが人間として成長しなければならないなと考えさせられました。
    漠然とですが。。。
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    Author:さいこ
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    今年こそコミカルな人生から
    脱出をはかりたいと思います!

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