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  • 2007.10.15
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実



    米原 万里

    嘘つきアーニャの真っ赤な真実


    内容(「BOOK」データベースより)
    1960年、小学校4年生のマリは、プラハのソビエト学校にいた。男の見極め方やセックスのことを教えてくれるのは、ギリシャ人のリッツァ。ルーマニア人のアーニャは、どうしようもない嘘つきのまま皆に愛されていて、クラス1の優等生はユーゴスラビア人のヤスミンカだ。30年後、激動する東欧で音信の途絶えた彼女たちと、ようやく再会を果たしたマリが遭遇した真実とは―。

    毎度お世話になってます☆有閑マダムのレビューを見て読みたくなった作品。
    以前読んだ「オリガ・モリソヴナの反語法」も非常に興味深く、面白かったのですが
    今回の「嘘つきアーニャ」は、米原万里さんが日本で30余年を経てソビエトで一緒に学んだ学友を訪ねる、
    というノンフィクション(?)。
    50カ国以上の国の子供達が一同に会するプラハのソビエト学校。
    そこで学んだ子供の頃の想い出。
    ちょっと大人びた同級生とドキドキしながら友達になるくだりや、引っ越して新しい環境に馴染み必死にもがいてるうちに、音信が途絶えてしまうあたり(私も引っ越した時そうでした)米原さん独特のドラマを持ちながらも、「わかるなぁ~、あったなぁ~」なんておこがましくも共感してみたり。
    国同士の諍いが続く中で、周囲からの孤独感を抱くところなどは「そういうことまで悩まなければならなかったのか」と悲しさを感じつつもしっかりと自分の足で立とうとしている姿に感動。
    ソビエト学校に通う子供達の中には、亡命してきていたり外交上の理由から本国に帰れない子もいて、郷愁の思いが争いの悲壮さを際立たせます。
    生まれる国は選べない-と著者から紹介の一文にもありましたけれど、たまたま日本に生まれてなんの疑問も持たず大人になり、日本という国を誇る事無くぼんやり生きている自分がちょっと恥ずかしい。
    日本の四季とか素晴らしいと思ってますけど、そういうところではなく「日本とはこんな国だ!」と胸を張って言えるかというと微妙。知識不足(笑)なのはもちろん自分が自国のため為しえている事が少ないからかな・・。(三大義務くらいは果たしてますけど汗

    米原さんが訪ねた「リッツァ」「アーニャ」「ヤスミンカ」
    彼女達もそれぞれ大人になり、子供の頃に語った自分とは異なる姿になっており、その言動に一喜一憂する著者の姿に引き込まれます。
    ワクワクして、考えさせられる、素敵な一冊です。


    ★★★★☆

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    プラハの春
    米原万里
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    今年こそコミカルな人生から
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