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  • 2007.03.24
  • ネクロポリス







    恩田 陸

    ネクロポリス 上




    恩田 陸

    ネクロポリス 下




    出版社 / 著者からの内容紹介
     死者が現われる土地――V.ファーで起こる連続殺人、そして「ヒガン」という不可思議な儀式。東洋と西洋、過去と現在、生と死、あらゆる境界線が揺らぐ世界観を、いまだかつてないスケールで描き、ミステリーとファンタジーの融合を果たした恩田陸の最高傑作!
    内容(「BOOK」データベースより)
    懐かしい故人と再会できる聖地―アナザー・ヒル。死者たちを『お客さん』と呼び、温かく迎えるヒガンという祝祭空間。連続殺人、不可思議な風習、天変地異、そこに新たな事件が―めくるめく想像力でつづられる謎とファンタジーの結晶体。

    『お客さん』は、何処から来て、何処に往くのか?あらゆる可能性が検証されるなか、アナザー・ヒルが変質しはじめる。証言する死者たち、地下への冒険、そして、ヒガンの行方は―めまぐるしく展開するエンターテインメントの新しい神髄。

    恩田陸ワールド堪能~ダンスダンスダンスダンスダンスダンス

    うっかりこの本に半日費やしてしまいましたから・・・(汗)
    さすがに気が引けて、たったいまキッチンのコンロをぺかぺかに磨いてきましたが(笑)

    独特の世界観であっという間に恩田先生ワールドにひきこまれました。
    ですが、ストーリーの始まりが唐突過ぎて慣れるまでに時間が掛かってしまいました。。。
    主人公は謎に包まれたV.ファーという国の血を引く東京の大学生、ジュンイチロウ。
    彼が、V.ファーの「ヒガン」という行事に参加する件からストーリーは始まります。
    このV.ファーという国はイギリスと日本の伝統・風習を色濃く受け継いだ国ということで、いろいろな日本の慣習がちょこっとだけ変容させ盛り込まれています。
    この「ヒガン」も日本の「お彼岸」と同じ意ですが、V.ファーの場合は「アナザー・ヒル」という聖地において一月もの時間をかけて執り行われる国民的行事だったりします。
    亡くなった人と再び逢うことのできる可能性を秘めた「ヒガン」。
    行事を執り行うにあたってのルールや非日常的な出来事にはじめはおっかなびっくりのジュンイチロウ。
    ですが、次第に「ヒガンに参加できてよかった。アナザー・ヒルを訪れることができてよかった!」と感じるようになっていきます。
    それは読んでいる私も同じで、もしも故人と接することができるならば今現在「死」に対して抱いている恐怖も別のものになり、きっと「死」に対する認識が変わってくるのではないかと思ってしまいました。

    特に「連続殺人事件」の被害者が「ヒガン」に現れるのではないか・・・というところは、現在謎に包まれている現実世界での殺人事件でもそういうことがあれば早期解決や冤罪を防ぐことができるのではないか。。とドキドキしてしまいました。(ま、物事はそううまくはいかないものです。)

    どの作品でもそうですが、恩田先生の作品では些細な日常の表現に「ハッ」とさせられることが多いです。
    私達が日々さりげなく見過ごしてしまっている何かを気づかされる気がします。
    読了感としてはすっきりしないものもありますが、非常に興味深く楽しめました。

    ★★★★☆
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    さいこ

    Author:さいこ
    大自然の中に生息。

    本と映画と煙草とお酒で幸せ☆
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    今年こそコミカルな人生から
    脱出をはかりたいと思います!

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