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  • 2006.09.14
  • 嗤う伊右衛門



    京極夏彦¦

    嗤う伊右衛門



    出版社/著者からの内容紹介

    愛憎、美と醜、正気と狂気…全ての境界をゆるがせにする著者渾身の傑作怪談

    鶴屋南北「東海道四谷怪談」と実録小説「四谷雑談集」を下敷きに、伊右衛門とお岩夫婦の物語を怪しく美しく、新たによみがえらせた、京極版「四谷怪談」。
    Amazon.co.jp



    夏も終わりの夜半に、蚊取り線香の煙に巻かれながら読む怪談。。。(`∇´ノ)ノ
    いや、「怪談」というよりも色々なレビューに寄せられていた通り「悲恋物語」。怪奇現象よりも生身の人間の恐ろしさが浮き彫りにされている。
    映画化もされていますね。(見てないけど。。。見たくなった!)

    貧乏長屋に暮らす生真面目な浪人・伊右衛門。縁あって御先手御鉄砲組同心・民谷又左衛門が一人娘、岩に婿入りする。岩は病を患い、一命は取り留めたものの美しい面は爛れ、髪は生気を失い、腰も曲がってしまっていた。が、武家の娘として毅然とした態度を失わず、己の信じる「正しさ」を貫く強さを持っていた。心では惹かれあう二人。だが素直になれず、すれ違うばかり。
    のみならずかつて岩を妻に、と望んでいた組の与力(上司ですね)、伊藤喜兵衛の謀略によって・・・


    岩の正しさ・強さ・伊右衛門を思う気持ちが狂気に変わる瞬間がとても痛々しい。対して全体を通して感情の起伏が少ない伊右衛門。決して嗤うことはないけど淡々と自分の為すべきことをし、静かに岩を思うその姿。二人の結婚生活は諍いが絶えなかったという設定ですが、二人が心通わせるナニかがあったのだと只今サブストーリーを妄想中(笑)
    一番「(≧ ≦)bグッ!」って思ったのは、最後の方で又市と会話を交わす伊右衛門が嗤うところ。謎が解き明かされるとき。伊右衛門、カッコ良すぎです。。。
    アタリでした。他の京極作品も読んでみたくなりました。どうやら他の作品と関連のある登場人物もいるようなので、京極作品攻めてから再度読み直してみるのもいいかな、と思いました。いや、コレだけ読んでも大変楽しめましたが。。。今日は夢に伊右衛門と岩が出てきそうです(笑)

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    Author:さいこ
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    今年こそコミカルな人生から
    脱出をはかりたいと思います!

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